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【ライフハック】「ローンを組んで持ち家を買った方がいい?」賢いお金の使い方

💭今日の悩み

「毎月7万のアパート代を払ってるけど、そろそろ新築マンションか小さい一戸建てをローンを組んで住もうか迷い中。賃貸だとお金がもったいないなぁと最近思ったり。どう思う?」

ラッコ🐚「僕も12万の家賃を2年間払い続けてたから分かる。持ち家に行こうか迷うよね。でも日本社会には「持ち家がないと格好がつかない」「妻子がいてアパート暮らしを続けるのもなんか微妙」と言う雰囲気が漂っている気がする。ということで今日は欧米の大学からの研究結果も見ながら賃貸🆚持ち家問題をかんがえるよ。

今回のテーマは、【ライフハック】「ローンを組んで持ち家を買った方がいい?」賢いお金の使い方です。僕もそうだけど、「親戚や友人に自慢になる家が欲しい」みたいな欲求って誰にでもあると思います。同級生や同僚の家に招かれると余計そう思うよね。最終的に人生の究極の目標って「幸せ」に暮らすこと。家があった方がいいのか、なくてもいいのか、下の3つのクエスチョンをもとに考えるよ。

  1. 家を買えば幸せになれる?
  2. 人生の満足度を上げるには?
  3. 自己肯定感はお金で買える?

 最後に…(おまけ)🌟家を買うべき?チェックリスト

それじゃあ始めよう!

家を買えば幸せになれる?

まず2つの研究結果を紹介します。1つ目はイギリスロンドンで行われた実験で、寮に住むハーバード大学の学生を対象に行われたもの。

ハーバード大学では、大学キャンパスを中心におよそ12の寮が学生のために運営されています。そこにはダイニング、中庭、勉強のための図書館まであって、学生生活の基礎になっています。しかしそのうちいくつかは、大学のキャンパスからかなり遠く離れているため、とても不便。そのため所属する「寮決め」が発表される前日は、「キャンパスに隣接する寮になりますように」と毎年学生たちが願う儀式まで行われているそう。当日は学生たちが自分の寮を確認するために、キャンパスに押し寄せるとか。

しかし学生たちが生活に馴染んだあと、大学が行った実験からは、運悪くキャンパスから遠い寮になってしまった学生よりも、望んでいた寮に住んでいる学生が幸福になる、という研究結果は出なかったそう。ドイツでも同様の研究が行われましたが、住居環境が良くても、それがその人の全体的な幸福には影響しないことが分かったそうです。

2つ目の研究はウィスコンシン大学トーマス・デレイア教授が行った、人生の満足度を高めるお金の使い方についての調査。

ここで教授たちは、50歳以上の成人を中心にあらゆる生活支出を調査しました。冷蔵庫の中身から、アルコールまで、食費、住居費などの支出とその幸福度を関連づけて研究を続けました。すると、多くのお金を「レジャー」の項目に使う人たちの人生の幸福度が明らかに高かったことが分かったそうです。研究者が「レジャー」に分類したのは、具体的には旅行、映画、スポーツ、イベント、ジムの会員資格などでした。ここから住居費が生活全体の幸福度に影響を及ぼすという結果は得られなかったと言います。

この2つ研究から分かるのは、住む場所がその人の幸福に多くの影響を与えていない、ということ。このことはエリザベス・ダン、マイケル・ノートン著『「幸せをお金で買う」5つの授業』(中経出版)で紹介されていて、もっと詳しく知りたい人は読んで見て下さい。

著者は、今までの家よりも新しく、素敵な家を手に入れても幸福度が増すという証拠はほとんどないと言います。そしてもし希望の家を手に入れれば、家そのものに対する満足度は上がるけれど、生活や人生などの全体的な幸福感には影響しないと結論づけました。

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エリザベス・ダン、マイケル・ノートン著『「幸せをお金で買う」5つの授業』(中経出版)

人生の満足度を上げるには?

  • じゃあ人生の幸福度を上げるためには何を心がければいいのか?
  • そして本当に家は必要じゃないのか?

というところを見ていきましょう。その前にちょっと僕の話にお付き合い下さい。それは僕が日本で会社員生活をしていた頃の苦い思い出話です。

会社勤めを続けいた当時の僕は、都心に暮らしていたこともあってカツカツの生活をしていました。しかしある時少し貯金ができて、1つ自分へのご褒美を買うことにしたんです。毎日営業職で汗水たらしながら頑張ってるし、これくらい社会人として高い買い物じゃない、というのが当時の僕の考えでした。それはドルチェ・アンド・ガッパーナの3万円以上する財布です。海外有名ブランドのお財布を買って、なんだか誇らしい気持ちまでありました。

しかし不思議ですね。毎日カバンにその財布を入れて会社に行くようになって、嬉しい気持ちがあった一方で「もっといいものが欲しい」とか「あの人が持ってるあのブランドもいいな」という気持ちが以前より増大し始めたんです。

ドルガバの財布を買う以前は、そこまでブランド物に興味があったわけでもありませんでした。単純にドルガバに関してはファッションショーのセンスとか色使いとかが好きで、いつかあのブランドを持てたらという夢がありました。でもそれ以外に何か特別に望んでいたことがあったわけではなかった。

なのに欲しかったドルガバの財布を手に入れた瞬間「もっと良いもの欲しい」「あれも欲しい」というように変んな表現ですが物欲が目覚めてしまった感じでした。しかも悩みに悩んで決めたその財布も、自分の手に入ったらなんだか普通に見えてきてしまい、もっと良いものに目がいってしまうように。

と僕の経験した若かりし苦い思い出に付き合って頂き、ありがとうございます。

結局、今振り返ると分かるのですが、その財布が当時の僕を豊かにしてくれた、とか幸せにしてくれた、ということは一切ありませんでした。当時は、ブランドものの財布くらい社会人なんだから持ってて当然。みたいな考えもありましたが、今思うとそれが僕に与えてくれた影響は終わりなき物欲との戦いでした。

海外に行ったことのある方は、体感として分かると思うのですが、欧米文化の人たちは私たちのようにブランドを言い方は悪いですがジャラジャラつけるようなことはしません。たとえばオーストラリアの街中で、競ってグッチとかシャネルを身につけているのはアジア圏の若者だったりする。住んだことのある人は同意してくれるハズ。

極端な例かもしれませんが、イギリス王室のキャサリン妃はもちろん私たちには手の届かない超高額なドレスやスーツを着られたりします。でも時々、HM傘下のファーストファッションなど、庶民的な洋服に身を包んで現れたりすることで有名です。毎日高価なブランドだけ着ようと思えばそんな生活ができる人でも、感覚はちょっと違います。それはブランド品を身につける=幸福であるわけではない、と分かっているからだと僕は勝手に思っています。

本題に戻ると、ものにお金を使うことは幸福度が上がる要因になりにくい、ということ。

先ほどご紹介した『「幸せをお金で買う」5つの授業』の中でも、ものよりも、経験にお金を使うことで幸福度が増すと様々な実験結果から結論づけられています。僕の苦い体験談で、皆さんはたぶん簡単に想像できますよね。そしてこれから積むその経験、があなた自身を映し出す鏡になると書かれています。

具体的に著者が紹介しているのは、ヨーロッパやアフリカを旅する、パーティーに参加する、ミュージカルを見る、と言ったこと。もちろん国内旅行で行ったことのない都道府県で新しい文化や食に出会うこともそのうちの1つになります。著者はこう言い切っています。「経験はブランドものの財布やスイス製の腕時計よりも、多くの幸福をもたらしてくれます。」と。

自己肯定感はお金で買える?

ここまで読んでくださった人の中には、こんなことを思った人もいるはず。「それじゃあ家を買って、その中で家族との暮らしという経験を積むのはどうなの?」と。

この中で持ち家に暮らしている人やその経験がある人は分かると思うのですが、持ち家での暮らしというのはとても貴重な体験です。僕のように田舎で生まれて育った方はより分かって頂けるかもしれませんが、一軒家などの家での暮らしってもう親とかも含めて人生全体だったりします。

だからその家族との経験が、あなた自身にとってやっぱりどう考えても貴重で、僕、私の人生には必要不可欠だと思ったらやはり持ち家はいい選択だと思います。でも逆に、家を買うという選択があなたの全体的な人生の幸福になる、と現時点で自信が持てないのであれば今はとりあえず家を買うことは考え直したほうがいいのかもしれません。

先ほどの本の著者もこのように言っています。

ただし、僕が重視したいのは、この著者はあなたが積んだ経験が時間が経つにつれて「自己肯定感」を上げて自信を付けさせてくれると書いていること。つまりあなたがいい経験を積めば、それがあなたの自信や誇りにつながる、ということです。そして社会学者の文章を引用しています。

哀愁は「過去の幸福と達成を思い出させて私たちを安心させてくれるのです。同時に、そうした記憶の銀行の中にある思い出は、自分が価値のある人間だと言う自信を与えてくれる」ものです。ー社会学者フレッド・デイヴィス

「記憶の銀行の中にある思い出」というのはなんとも風情のある言い方ですね。

つまりこれからあなたが経験したり、達成していくものは、将来的にあなたが自分自身を価値のある人間だと思える骨組みになる、ということなのです。

たとえばそれが結婚であり、子育てであり、仕事であったり、そんなささやかな生活であるのなら、家で過ごす時間というのはかけがえのない「記憶の銀行の中の思い出」となるはず。つまり家を買うことが幸福なのではなく、買ってそこで誰と何をするかがあなたの将来の幸福度を左右すると言ってもいいでしょう。

まとめ

今日ご紹介した実験結果や本の内容から僕が結論づけられることはこんな感じにまとめられます。家を買うべき?チェックリストです。

🌟家を買うことを検討してもいい人

  • これから一緒に暮らすパートナーや子どもがすでにいる
  • 仕事は転職する予定がなく、業種を変えたいと思っていない
  • まとまった家を買うのにまとまった十分な資金が既にある
  • 家という暮らしの基盤が欲しいし、自分には必要だと思う

🌟家を買うのはまだ待ったほうがいい人

  • まだ転職する予定がある
  • 今の仕事に満足しているとは言えない
  • パートナーや子どもがまだいない
  • 家を買うのに十分な資金がまだない
  • 現状でも寂しくないし、暮らしに満足している

こうしてみると家を買うことを検討してもいい人というのは、結構もう人生の基盤がしっかりできている人と言えます。なぜかというと、たとえばこれから転職する可能性がある人は、持ち家のせいで自分だけ単身赴任生活を将来しなければいけない可能性も大きいからです。

奥さんと子どもだけ持ち家に住んで、自分だけ職場の近くでアパート暮らしをしているという男性は世の中に沢山います。つまりまだ自分のキャリアを迷っている状態で家を買ってしまうと、自分のキャリア設計も自由にできなくなる、という可能性があるということです。

今日ご紹介したのは、エリザベス・ダン、マイケル・ノートンさんたちの言われているほんの一部にすぎません。ちなみにもし家を買うかどうか、まだもうちょっと考えようという人は原書を読んで理解をさらに深めてみるのをお勧めします。

著者について:エリザベス・ダンさんは心理学教授でブリティッシュコロンビア大学で研究をしていて、NHKの白熱教室にも出演歴があります。マイケルさんはTEDに出演したり、幸福をお金で買う方法の講義を行っているハーバード・ビジネススクールの准教授です。

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